理事長挨拶
2024年度理事長よりスローガンと
1年間の活動に対する所信をお伝えします
【2024年度 スローガン】
切磋琢磨
~We can do it !! ~
■はじめに
あなたはなぜ、青年会議所に入会しましたか?
その理由は人それぞれで、自己成長や人脈を増やしたい、ビジネスに活かしたい、ただ人に誘われたなど、いろいろあるでしょう。しかし、自分たちが住まうこのまちが好きで、より良くしたいと思っているのは全員共通していることではないでしょうか。
美方青年会議所は1981年に誕生し、これまで熱い信念と情熱を燃やしてこられた先輩諸兄の努力の賜物で今日まで至ってきました。
近年の美方青年会議所は会員数の減少に伴い、約10年前は解散の危機にまで陥りました。しかし、当時の所属メンバー方の会員拡大の努力により一定の人数にまで回復しましたが、その当時に入会したメンバーたちの卒業が進み、このままでは再び同じ危機に陥るのは時間の問題であります。冒頭に挙げた地域をより良くするためにはLOMの存続が必要不可欠であるのでまずは、今いるメンバーそれぞれが日頃の青年会議所活動や運動を通じて切磋琢磨に努め、会員拡大と資質向上を目指し、LOMの運営基盤を強固にしていきましょう。そして、やがては全員共通しているこのまちをより良くしたいという大きな目標に近づいていきましょう。
■基本理念
青年会議所には「奉仕」「修練」「友情」という三信条と、「明るい豊かな社会の実現」という壮大な理想があります。現役の青年会議所メンバーである以上は、常に念頭のおいて欲しいことですが、今年度の美方青年会議所では、さらに次の事項を掲げたいと思います。
一、 どんなに小さなことでも熱心に努めること
一、 現状に満足せず向上心を忘れないこと
一、 相手を思いやり、時には励ましあうこと
一、 LOMがどうすれば円滑に進むかを常に考えること
一、 LOMの魅力発信に努めること
■基本方針
1.地域づくり委員会
美方青年会議所の活動エリアは、特色ある4つのエリアから成るとても広いエリアであります。だからこそ、大人でも知っているようで知らない文化や情報がたくさんあります。この地域の住まう子どもたちに地元の魅力を知り、自信と誇りをもって成長できるように地域の魅力を共有できる機会の提供や、進学や就職等で都市部への流出が目立つ中、地元で就職し、田舎ならではの生活の良さもあるという将来の選択肢を広げ、希望が持てる機会の提供も行っていきます。
また昨今、子育て世代の支援が叫ばれており、全国各地で躍起になっていますが、美方青年会議所としても地域の子育て世代の方の意見を取り入れる機会を設け、自治体などに建設的な提案ができる事業の開催を目指します。
そして、現代の日本において最大の地域貢献にも繋がる「男女の出会い」を提供する事業も行っていきます。この事業をきっかけに、この地域への移住・定住者の促進へと繋がり、この地域の変化に携われることは我々メンバーにとっても最大限の喜びを体感できるのではないでしょうか。
2.拡大広報委員会
我々の目的を果たすには母数が大きければ大きいほど、組織としてのエネルギーは強大となります。地域を率先していくリーダーを一人でも多く輩出することが、地域を持続可能なものに発展できるものと考えます。
会員数が増えるということは、限られた少人数の組織では得られにくい、より多くの会員との出会いがあり、様々な考え方や価値観をもった同士が切磋琢磨することが、LOMの発展にも繋がります。約10年前の解散の危機から会員数も徐々に回復していますが、まだまだ不十分であります。メンバー全員が役職や所属委員会を問わず、努めてもらいたい分野ではありますが、特にこの委員会メンバーを筆頭に拡大対象者向けのセミナーや事業等を行っていきます。
また、基本理念に記載した「魅力発信」ですが、まだまだLOMの認知度が低いのが現状であります。上記で述べた拡大を促進するためにも、まずは日頃の我々の活動を全委員会で地域住民に周知していただき、常日頃から注目される組織を目指します。拡大と認知を意識したSNS・Webページの発信を継続することで、幅広い世代に拡大広報活動をおこないます。特に若い年代には訴求性の高い動的コンテンツの発信に注力していきます。その中で、拡大広報委員会は美方青年会議所における情報発信の指示・統括をおこないます。
3.組織向上委員会
冒頭の基本理念で述べた「LOMがどうすれば円滑に進むか」を遂行していくために先頭に立って活動していただく本委員会は今年度肝いりと言っても良いほどの位置づけとします。まず、事務局業務があります。一般的に大半のLOMに設置されている事務局は美方青年会議所には存在せず、メンバー自らがその職務を兼任してきました。しかし、長くそれらの職務に携わってきたメンバーの卒業が近づいており、後継が急務であり、その準備を行います。
次に日頃の委員会、理事会、例会、事業などのLOM運営がスムーズに行えるよう全体の動きを常時把握し、流れに取り残されるメンバーがでないようコントロールしていきます。特に、スケジュール管理の徹底は必須事項とし、心身ともに余裕をもった運営を行います。これは対内だけでなく、対外的にも非常に大切なことだと考えます。
さらに、他の委員会事業を促すため、活用できる補助金制度の情報収集及び紹介リストを作成してLOM内に展開するなど、活動幅及び事業資金の拡大を目指します。
■結びに
人間は一人の手では小さなことしかできないかもしれません。しかし、みんなの手と手を合わせれば大きなエネルギーを起こすことができます。美方郡には様々な課題が山積していますが、常に地域の先頭に立って、メンバー一人ひとりが当事者意識を持ち続け、活動を続けることにより、LOMの発展はもちろん、地域の発展に繋がると信じています。
決して消極的になってはいけません。美方青年会議所には常にお互いを支えてくれる仲間がいます。その仲間たちと切磋琢磨しあい、持続可能な美方を構築していきましょう。